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第2回  《 兄弟喧嘩その2 》

みなさんこんにちは!
現役カウンセラーが育児に役立つ情報を無料で発信するブログ、『 水野優子の子育て事典 』です!
本日のテーマは前回に引き続き《 兄弟喧嘩 》、その続きからになります!
今回からみたよー!という方はぜひ第1回をみてみてくださいね! ^o^

” A アクション “ の②  どちらかが泣いたとき

どちらかが泣いても基本的には放っておきます。気づかない振りをしておきます。気づかない振りが難しければさりげなくその場を離れる、トイレに行くなどして無視をしていないシチュエ―ションを作ります。

泣いたら可哀想に思い、かけ寄って声をかけてあげたくなりますがガマンガマン。

なぜ、かまってはいけないか。  

それは、 “泣いたら同情を引ける”  “すねたらかまってもらえる” など、可哀想であると他人の注意を惹くことができ、お母さんの愛情をその瞬間独り占めできるなど 『得』 が発生すると学習してしまい、その経験の積み重ねから結果、 “不幸な私” の人生を演じるようになってしまう可能性が高くなるからです。

自分で解決しようとしない、自分におきたことの責任を自分でとろうとしない、自分で努力をしない、依存的、他律的といった問題が大きくなってから起こってきます。

” A アクション ” の③ 言いつけに来たとき

絶対に面倒くさそうにしません。言いつけに来た子の横に座って軽く真面目な顔をして聞きます。

このときの目線は 「うん」 と話を聴いていますよの表現のためのうなずきの時は目をチラッと軽く見ますが、特別目を見つめません。

大きめのリアクションで 「そう!」 「そうかぁ」 「ふんふん」 などうなずきます。 「嫌だった!」 と言えば 「そぉ!嫌だったねぇ!」 とその子が言った言葉をそのまま使って共感してあげます。

そして褒めるところをみつけて褒めます。 「□君はそれでどうしたん?」 と聞いて、例えば 「嫌!って言った!」 と言ったら 「そう!偉いねぇ!ちゃんといやって言ったんだね!」 と大きなリアクションをして褒めます。

もしも、□君が 「怒って!怒って!」 と親に怒ってもらおうとしてきたら、 「よおし!」 と腕まくりしてプンプンしている表現をして、例えば、〇君に「ぺーん!ぺーん!」などと大げさに大きく手を振るオーバーアクションでおしりをたたく真似を 『真似だとわかるように楽しく明るく愉快に』 します。

この方法だと言いつけに来た子は満足しませんが言いつけられた子のほうは案外、素直になれます。 「ごめんね、は?」 などと優しく促せばあっさり素直に言えたりします。

重要なのは裁きに入らないこと。親が裁判官にならない、仲裁役を引き受けないことを意識できるといいですね。暗い雰囲気や険悪なムードを助長させないことが大事です。

「ちゃんと怒ってくれない!」 と不満を言うかもしれないですが問題解決は自分たちですること。

喧嘩は問題解決力の力をつける重要なステージ。無駄にするのはもったいない!問題解決力は経験と訓練からです。幼い頃の喧嘩は大切な訓練の場。友達との喧嘩で学ぶよりももっと先に兄弟喧嘩で訓練を積ませた方が害がなく安全です。

後を引かないのも兄弟喧嘩ならではのメリット。自分の心の不満も望まない揉め事も、解決するには自分に突発的に起こった出来事に対して自分がどう反応するとよいかを自分で考え、実際に試してみて、その行動による結果の責任を受けとめる体験を繰り返しさせます。

成功体験に結び付かない行動をしていたりして修正が必要な場合は “必要な分だけ” 、気づきを持たせてあげるフォローをしていくことで、こどもの問題解決能力を鍛え上げていきます。

そのためにも無関心ではなく関心を持って喧嘩を見守る必要があるのです。無関心ではなく見守る。そんなつもりがあってもなくても、結果として肩を持ったことになるような踏み込んだ行動にならないように気を付けられるといいですね。

親がどちらか寄りになると兄弟の仲に少しずつヒビが入っていきます。自分の大切な我が子を守ってくれるのは、大切な我が子です。上の子を守ってくれるのは下の子で、下の子を守ってくれるのは上の子なのです。

親は長生きしても子を最後まで守り切ることはできません。自分が信じられる我が子に、我が子が万が一のことがあったとき助けてもらうために兄弟には深い絆で一生仲良しでいてもらえたら幸せです。『仲たがいさせない配慮』を心がけられるといいですね。

” A アクション ” の④ どちらかが叩いたとき

押しても蹴っても物を投げても叩くと同じです。それは暴力。ちょっとのこと、でもダメです。

すぐさま駆け寄りますが駆け寄る瞬間はまずすぐにされたほうの安全確認です。まず、すぐに駆け寄って暴力をしたほうの真正面に行きます。

次に、当たっていて軽度であれば 「痛い痛い痛い。よしよしよし」 と痛いところをなでなでします。ちょっと慌て目にです。

もし血が出たなど被害があれば手当をします。「痛い痛い痛い。痛いね、よしよしよし」 とギュッとしてあげます。しっかり泣き止むまでというよりも、手当が終わり、そこそこ気持ちを受けとめてあげたら 「ちょっと待っててね」 と言って、したほうの子の正面に行きます。

このとき、なぜまだ泣いている子のそばから離れるのか。泣いている子の心のケアも大事ですがその場でいつまでも泣いているほうのそばにいると加害者と被害者、救済者(親)といった構図が生まれます。これがのちのちのこどもの人生脚本に大きく影響してきてしまいます。

加害者は無意識の中に 「自分は悪い子」 という烙印を植え付けます。そして非難されるようなことを繰り返すようになります。 「自分は嫌われ者」 といったキャラを知らず知らずに演じて生きるようになります。

被害者のほうは無意識の中に 「自分はかよわい子」 という思い込みを持ちます。また、親の関心がその瞬間、一身に集まることで 「親の保護する気持ちを満たしてやっている」 といった無意識に働く思い込みから 「自分が可哀想な子であることを親は期待している」 と勘違いし、その期待に沿うかのごとく、依存的で自立しない生き方をするようになります。

ですから、大きな怪我でないならば、ほどほどを心がけてもらえるといいですね。

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