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第32回  励ます言葉がけは“ちょうどいい”が大切

「この子は私がいないとぜんぜん、ダメで・・・」

「なんでも、“あれして~これして~”で一日中、“ママ、ママ”なんですよ。」

「うちの子は家では凄く威勢がいいのに、一歩外に出るとほんと内弁慶で・・」

と嬉しそうに話されるママがいます。

こどもを目の前にして、

“ほんと甘えん坊なんだから”と言わんばかりに

「困った困った」を言いたい方も多いです。

“必要とされている私”に存在価値を感じ、

“ママ”という役割に依存しているのかもしれません。

無意識の言動に、

こどもに、“いつまでも自立をしてほしくない”という本心の誘導が見え隠れします。

こどもが失敗したり、困っているとニコニコして、

「ほら、貸してごらん。」と“何でもできるママ”をみせつけ、

優越感に浸ってご満悦なこともあります。

「ね?ママが言ったとおりにしてよかったでしょう?」

「大丈夫?困ったら、すぐにママが解決してあげるからね」

「ママに任せておきなさい!ママにいえばなんでも間違いないんだから!」

一見、とても頼もしく、温かいママの愛情の言葉ですが

このような言葉がけを小さいころから繰り返していると

こどもは自分でできることでも、

ママを頼らなくてはならない義務感を無意識に持つようになります。

そうすると、成功体験を持つ機会は減り、

自分の言動に根拠のない不安を感じるようになり、

自信が育ちません。

また、

「ママが悪かったわ。あなたは何も悪くない」

「あなたに怒るなんて!一体、誰に泣かされたの!?」

「パパのせいよ、あなたは気にする必要ないわ」

となんでもかんでもかばっていると、

こどもは、なにもかも責任転嫁をする子になってしまいます。

そして、自分の思い通りにならないと、怒りを爆発させ、

暴れたり、暴力を振るったりして

なにがなんでも望みを叶えさせようとするようになるかもしれません。

逆に早く自立をさせようと、

「ママは知らないわよ」「自分のことでしょ?」「何、甘えているのよ」

と冷たく聞こえる言葉や冷ややかな視線を送ることも同じです。

こどもの思いやりや共感性が育ちにくくなります。

感情抑制のきかない子、自己肯定感が持てない子、

命の重みや大切さを感じることができない子に育ってしまう危険性があります。

こどものためを思い、

こどものためになる優しさをあげたいなら、

『この子はできる子』と信頼して、温かい目で見守るだけ。

失敗するだけならなにも言わずに見守る。

成功したら絶賛して褒める。

失敗していても笑わずにそのままの微笑みで

何事もなかったように、さらっと

「こうやってやるよ~」と方法だけを示して、見守る。

できたら、めちゃくちゃ褒める。

危険なこと、取り返しのつかない大変なことになることのみ、

最初に「こうやってやるよ~、こうするっとこうなるからね」と

具体的に方法を示す、または一緒にやる。

できたらメチャクチャ褒めます。

ママの支援の心のパワーは

温かく見守り、優しい声で受け答えをすること。

ここぞというとき、こどものあと一歩がどうしてもでない勇気や踏ん張りに

背中を押すときだけ、

「大丈夫!」と目力プラスで力強く言うか、

「大丈夫だよ、大丈夫」と落ち着いた声で優しくそっとささやく励ますこと。

家庭が心と身体を充分にやすめることができる“安全基地”であれるように

支えることです。

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