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第35回  気遣いの過ぎる親の与える影響

「そんなこと言って、機嫌が悪くならないでしょうか?」

「“ママは意地悪だ”って思われないでしょうか?」

「もしも注意して、

“次から話をしてもらえなかったら、どうしよう・・”と思うといえなくて。」

と私にも遠慮がちに言います。

一般的に、注意をされて、なかなか、いい気分にはなれないものですから、

こどもが不機嫌になっても普通のこと。

友達のような関係性で、

仲良し親子を続けてきてたから、話を何でもしてくれてきたとしても、

ママは友達ではなく、“親”なのですから、

毅然として、言うべきことは言わなくてはならないときもあります。

それで、嫌われたり、“友達親子”じゃなくなったとしても、しかたのないことです。

もしも、それが原因でギクシャクがいつまでも続くなら、

もともと親子関係を見直すことが必要だったということなのかもしれません。

遠慮をしたり、人の気持ちを気にするのは

人間関係をスムーズにするために大切な“協同の力”。

たいしたことでないことであれば、

こどもの気持ちを優先して譲歩したり、こどものテンションに合わせることで、

必要のないトラブルを避けることができます。

反論されずに聞いてもらえる安心感は、こどもの心に自由と許可を与えます。

いつでも、どんな話でも否定をせずに控えめな物言いで、

素直に「うんうん」と自分の意見を言うわけでも、

価値観を主張するわけでもなく、

黙って、

あるいは同調して話を聞いてくれ、

自分のちょっと羽目を外した悪い態度にも我慢をして放っておいてくれる、

そんなママの存在に、

こどもはこどもらしい心を解放していられます。

ただ、ママの気遣いが行き過ぎてくると、

こどもに遠慮がなくなってきて、無神経な振る舞いをしてしまう子になります。

あるいは、ママと同じように、

自分を主張しないスタンスが身につき、

人の顔色や、人の評価ばっかりが気になって、

誰にでもいい顔をしてしまい、信用をされなくなったり、

人に振り回され、強いストレスを抱えてしまうようになることもあります。

逆に、ママが人に合わせるのが嫌いで

ストレートに物をズバズバ言ったり、皮肉屋さんだったり、

ブラックジョークのつもりでこどもをいじることが多くなると、

こどもはすねたりひねくれたりする扱いづらい子になり、

人間関係をこじらせやすくなってしまいます。

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