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第43回  ワガママな子 ~こどものご機嫌取りを家族が競争でしているととんでもないことになります~

「勉強をしないんです。このままだと不登校になるか、不登校にならなくても、留年になるか、どっちかだと思うんです。」と駆け込んで来られるママがいます。

いろんなケースがありますが、「これは大変だなぁ・・」と思うケースがあります。

それは、家族で、こどもにゴマすり競争をして育てられてきた子です。

パパとママ、あるいはママと祖父母が、自分がこどもにとっての一番好きな人になりたくて、チヤホヤチヤホヤしてきていて、こどもは、ちょっと気にいらないことがあると、プイッとそっぽを向き、あからさまに違う方に懐いて当てつけます。

すると、懐かれた大人は、ここぞとばかりに、買い物に連れていき、好きなものを買ってあげたりします。

そんなふうに育てているのに、大人がチグハグに“勉強”への執着心をみせ、それぞれが「帰ってきたら、すぐに宿題をしなさい」「勉強をしてからゲームをしなさい」と口うるさくいうのに、他の人間が叱ると、泣いたり、怒ったりしているこどもが可哀想になって、ご機嫌をとります。

やっていることもブレブレで、「宿題をしたの?しなかったらゲームは捨てる!」と言いながら、際限なくお金を与えたり、次々と新しいゲームやスマホを買い与えます。

口うるさくいう大人の特徴は、しつけは自分の感情次第で、ガミガミ言っていることが多いです。

「~するのって常識ですよね」「当然、~しなくちゃいけないじゃないですか」「普通、こういうことってします?」と、強い口調で言いますが、自分以外の人が同じ行為をしていると、「少し、厳しすぎるんじゃないの?」「もっと柔軟になったらいいのに」などと、批判的になります。

こういうふうな家庭で育った子はたいへん内弁慶で、主体性がありません。

家から一歩、外に出るとニコニコニコニコいい子に振る舞い、人の言いなりになってばかりいますが、家では、親に対して大変な口の利き方をし、お金の無心をし、やがて、家で思い通りにならないと物を壊したり、暴言を吐くのが日常化し、暴力を振るう子になります。

甘やかしから人格に問題が出てきたときには、なかなか難しくなります。

親自体がすでに“何が甘やかしか”がわからなくなっていて、親子で、道徳観の麻痺が生じているからです。

そうなるとこども自体もとても可哀想なことです。善悪の分別がつかないことは生きづらさを感じます。

本能が強く、感情を抑えられないということは、社会で生きるには、不満ばかりが目につき、“常に強いストレスを感じる”ということです。

甘やかしは人生のはく奪です。

過度の過保護、甘やかしによる暴走をこどもの体格が親と同じぐらいになってから止めようと思うと相当の覚悟で子どもと向き合わなくてはならず、親もこどもも苦痛を余儀なくされます。

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