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第63回「あれ買って!」「これ買って!」 

「お金があったら、買ってあげてもいいんだけどね・・お金がね・・」なんて思っていませんか?
いえいえ、お金の問題ではありませんよ。
あってもなくても、子どもが欲しがるままに買い与えるのは、甘いおやつに毒を盛っているようなものです。
ですが、欲しがるままに買い与えるのがよくないのであって、買い与えてはいけないわけではありません。
イベントの時じゃないと買い与えてはいけないものでもないですし、“少しならいい、多いとダメ”“高いものはダメ、安いものならいい”というわけでもありません。
こうなると基準が難しいですね。

私が多くの人と関わってきて感じたのは、貧乏、裕福関係なく、

①厳しすぎて買い与えてもらえなかった人は自分で破滅の道を進んでしまう

自分のお金を持ったときに解放感であれもこれもと今までのたまっていた欲求を満たそうとして止まらなくなる。ケチなくらい節約するが、大金を一度につかってしまったり、夢中になると異性に大金を貢いでしまうことが多い。本人が生きづらさを抱え、幸せな人生を歩みにくい。ネガティブ。

②道徳的しつけをされずないまま、親がなんでもいいなりになって、欲しいがままに買い与えてもらってきた人は親を破産させる

大人になっても自立せず、自分の物欲が満たされるまで騒ぐ。どんな手段を使ってでも親に買わせようとする。買い与えられたものを大事にするわけでもなく、承認欲求など、日常生活での欲求不満を次々にものを手に入れることで、満たそうとする。
買い物依存症のような状態に陥り、親もひとときの安堵のために買い与えてしまう。
が、満足することはなく、その要求はどんどん高額なものにエスカレートしていく。
親のお金が底を尽きると暴力化していく。本人も苦しんではいるが、親のフォローがいつもあるため、反省も自己を見つめることもなく、本人に自覚がないため、周りが哀れに思うほどには不幸せでもなさそう。親はかなり苦労する。

③しっかり道徳的にしつけをされてきたけど、欲しいものを不自由なく買ってもらってきた人は結構、大成する

人に対して、大盤振る舞いをするなどお金の使い方は荒いが、大物感があって、魅力的なことが多い。お金遣いの荒さの割には、度胸があって思い切ったことをするのでお金を結構、稼いだりもする。
表裏一体で一文無しになることもあるが本人は自分の生き方を貫けているので自己実現の人生ともいえそう。本人は幸せであることが多い。

④お金だけ与えられて、ほったらかしにされてきた人は親を地獄に落とす

お金だけ与えられていてなんのしつけもされないしかまってもらえないと、地に足がつかない状態で何が良くて何が悪いのかもわからないまま、本人は自分が暴走していくのを止められなくて、不安を感じながら生きる。不安を打ち消すためにまた散財し、遊んで無茶をする。しかし、物やお金を欲しいだけ与えられているとわりと周りに人が集まり、人が自分の思い通りになることが多いので、その癖がいつまでも抜けず、支配的な性格から、大人になって犯罪者に陥ることが多い。そして親は子どもの罪の尻拭い(裁判など)で地獄を味わうことになる

⑤道徳的しつけもされず、欲しいものも何にも買ってもらえずに来た人は、情が希薄で、盗癖が抜けない

ひょうひょうとして、盗みをしても次はしないというような反省がない。欲しいものがあると、トイレに行くような感覚で盗みをすることが多い。
人懐っこかったり、一見気前が良かったりするが、義理や恩、情けと言ったものが感じられず、人を人と思っていないような感じがある。
親を嫌ってはないし、好きであったりするが、親の面倒を見るとか、親を大事にするといった人を人として大事にする概念は持ち合わせていないようなことが多い。
人との関係性を作るのに“物”をあげることが多い。親との関係は仲の良い他人と言った雰囲気。

⑥親は欲しいものを買ってあげたいと思ってくれているけど、家庭の経済的事情で買ってもらえなかったことを小さいながら知っていた子はお金持ちになる

節約家でお金をしっかり貯める。人に大盤振る舞いをするというような豪快さは感じられないが、ハングリー精神からか、大成する。
人につかうときは大盤振る舞いというよりは賢く、自分に有益になる使い方をする。
親を大事にする。お金で破滅しないように計算高く生きる。

一概には言えませんが参考になさってください。
ガチャガチャも、あのガチャガチャ回すのが楽しいんですよね。
だから“中身に魅力を感じるから欲しい”ばかりを求めるのは、ちょっと子どもには可哀想かなと思います。
でも、だからといって、ガチャガチャ回したら、翌日には、中身ぽーいは、ひどいですよね。
親もガチャガチャのおもちゃは軽視しがちですが、ガチャガチャのおもちゃ入れを用意して、粗末にさせないようにして下さい。
そして、“いつも”とか、“何回でも”とか、買い与え過ぎないように、きっちり決めすぎなくてもいいと思うので、“安いから”という理由ではなく、ママが“刺激”“甘えも必要”という、教育方針の一環として、考えて、与えてあげたらどうかなと思います。
「あれ買ってこれ買って」の要求に何でも応えるのは考えものですが、欲しいものも、タイミングというものがあります。
例え、“同じもの”だとしても、それはママにとっては“同じものだからもったいない”にしても、子どもには子どもの価値観があります。
ですから、ママは“買ってあげるのか、買ってあげないのか”の判断をするのであって、ママの好みか、ママが欲しいかどうかの基準は当てはまらなくて、子どもの嗜好、子どもにとっての価値は大事にして干渉しないであげたいですね。
大人でも、同じものでも、それが大好きだからいくつでも欲しい、ストックにしておきたい、コレクション用、使う用、失ったときのための予備に欲しいなど、“同じものが欲しいとき”もあります。
なんでもかんでも、「お誕生日にね」「自分でお小遣いをためて買いなさい」も、教育的にとても大事なことですが、“そのときの好奇心”を満たすことも大事なときもあり、ブームもあり、そのへんは少々、高くてもお財布事情が許すなら、ちょっと緩めでも、普段の道徳的しつけがしっかりしているのならば、買ってあげてもいいのではないかと私は思います。
“ノーブランドだから、安いから質が悪い”とは限りませんし、“ブランドだから、高額だから質がいい”とも限りません。
子どもと相談し、できれば調べて、購入について検討できたらいいですね。
絶対に良くないのは、お店に行けば何かを買ってもらわなきゃ損のような価値観を持ち合わせることです。卑しさは、子どもの人格に歪みを持たせます。
「みんなが持っているから」もあまり好ましいとは言えませんね。
要は、「欲しいのか、欲しくないのか」です。
難しいですね。そりゃ、友達がもっていたら「欲しいもん!」となりますものね。
子どもと話をして、ママが「みんなが持っていなくても本当に欲しいと思っているのか」を見極められるといいですね。
みんなとしたら楽しいものもありますよね。
これも難しいです。ママのさじ加減と“甘え”をどこまで許すか、ですね。
基本的に、しっかり普段のしつけをしていれば、だんだん、あれもこれもとは、欲しがらなくなります。もしも、やたらと欲しがるようなら、“精神的欲求不満”“友達関係のトラブル”を気にかけてみて下さい。

〇「あれ買って」「これ買って」と言われたら

①「なぜ?」と聞く
②理由を聞いた上でママが判断。
③買ってあげたいけど、子どもの年齢には不釣り合いなときは、「買ってあげたいけど、高額だから、ちょっと○君の年齢では買ってあげられない」という。決して、お金がないからで片付けない。
④高額だけど、子どものためになると判断したなら、「〇君の年齢には高額だけど、買ってあげたいと思う」と言う。
日頃から「物は大事にしましょう。物は粗末にしてはいけません」としつけるのが肝心で、このときに、“高額だから”と言う理由だけで、“高いものだから大事にしなくちゃいけない、安いものならそこそこでいい”という勘違いをさせるような、念の押し方をするのは避けたいですね。
ですが、繊細なものに関しては、取り扱い方をしっかりと教えてあげて下さい。
しかし、「壊しちゃだめよ?乱暴に持っちゃだめよ?」では不十分です。
具体的に「こういうふうに触ると壊れるからね、こういうふうに持つんだよ」など、教えるか、できれば、一緒に取扱説明書を読めるととても理想的ですね。
⑤いつも買ってばかりだからと思うのなら、「いつも買ってばかりだから今日はやめておこうと思う。」と素直に言えばいいと思います。「今日はお金を夕飯代しか持ってこなかったから、後で買いに来ようね」「今月はお金が少なくて不安だから、次に買いに来たときにしてね」など、子どもを信頼して、正直に言うことをおすすめしたいです。
つい、「お金がない」と簡単にいってしまいがちですが、本当にお金がないときというのは、嗜好品も買えないときですし、なにより、“じゃあ、金があったら買ってもらえたのか、じゃあ、もっと安いものなら買ってもらえるのか”ということになります。
ですので、本当にその理屈通りなら、「お金がない」ではなく、「500円は使い過ぎだからダメだけど、消費税入れて200円までならいいよ」と言うか、できれば自分で、お金を持たせてレジに並ばせてあげられるといいですね。
「いくらまでのものを何個まで」と言う言い方でもいいと思います。
「なぜ?お金があるのに買ってくれないの?」に対して、「ママは経済観念のある子に育ってほしいから。」「あなたの金銭感覚を育てたいから。何でも買ってばかりいたら、金銭感覚は育たないから。」「買ってもらえなくて不自由なときに、自分で工夫して考えて乗り切ってほしいから」「買ってもらえないときには次に買ってもらえるまで我慢してもらって、我慢できる力をつけてほしいから」とちゃんとママの気持ちをブレずに伝えることも大事です。
もしも屁理屈理屈をこねてきて、ママは負けそうになって言葉に詰まったら、「それでも買わない。ママはうまく言えないけど、今、ここで言われるままに買っちゃいけないと思うから」ときっぱり言ってください。
「〇〇に買ってもらうからじゃあいいよ」に対しては、「よくない。買ってもらうのもダメ。ママがお金がないから、ママがケチだからと言う理由ではなくて、ママが大事な〇くんには今、買ってはいけないと思うから、ダメって言ってるの。○君はママの子で大切だから、ママの子育ての方針として、我慢をして欲しいと思ってるの。だから、買ってもらうのもダメ」としっかり言ってください。
ですが、買ってあげたいけど、買えない場合であれば、誰かに買ってもらっても問題ありません。
ただし、「その言い方はだめです。ちゃんとママに“〇〇に買ってもらってもいい?”と聞きなさい」と真面目な声で言ってください。
できれば、ママにそんな言い方をしたことを「ごめんなさい」と謝らせられるといいですね。
反対になんでも不必要なものでさえ、ママが“たくさんお金を使ってもらわなきゃ損”と言う気持ちで「〇〇に買ってもらいなさい」とむやみやたらにけしかけるのは、好ましくありません。
また、思いついたように、ママの気まぐれで「いつもだから」と言う理由で、とつぜん、買ってもらえなくなったらショックが大きくて子どもが可哀想なので、事前に「今まで、買い物行くたびに何か買ってたけど、それだと大人になったときにお金のやりくりが下手になってしまうと心配だから、これからはこうしようと思う」と宣言して、作ったルールをお話しするか、一緒にルールを決めることが一番だと思います。
ルールの案
①おこずかい制➡毎日・一週間・二週間・一カ月
②おこずかい➡〇円
③金額➡一日につかっていい限度額制・自由・一カ月で余った分は貯金 など
④好きに買っていいもの、勝手に買っちゃいけないもの、ネットでの購入は可なのか不可なのか、友達間でのお金のやりとりは可なのか不可なのか、買うときにママへの申請は?、レシートを渡す?などのママのこだわりがあれば、お約束を作っておくといいですね。

〇おこずかいを渡さない場合
個数➡一回のお買い物につき一個まで・一日一個まで・ひと月何回以内
金額➡税込み一回〇円以内・一日〇円以内・ひと月〇円以内
繰り越し➡可?不可?・何回まで溜めていい?・何か月分まで溜めていい?
先取り可?不可?
など

貯金をするなら、いつ返す、いつから使っていいなど決めておけるといいですね。
大きくなるにつれて、「あの貯金、自分のだから返してよ、なんでつかっちゃいけないの?」とトラブルになることがあります。
そのときに、例えば、「20歳になったら渡すね」「結婚したときに渡すね」などときっぱり言えればいいですが、「聞いてない!それなら最初から言っておいてよ!欲しいものができたときのためにって言ってたじゃないか!預けなければよかった!」と詰め寄ってくることがあります。ですので、不安な方は、今からきちんと考えて決めて、伝えておいた方がもめずにすみます。

買い与え過ぎる害

①我慢の力が育たず、感情コントロールができない子になりやすい
②経済観念が育たず、金銭感覚の麻痺から貯金ができない子になりやすい
③欲しいものがあると欲望が押さえきれずに購入してしまい、借金地獄に陥りやすい
④与えられるのが当たり前になっているので感謝の念はなく、与えられないときの恨みと不満が強い
⑤諦める経験をしてこなかったことにより、欲しいものが手に入らなかったときのストレスが大きい
⑥不自由を経験してこなかったことにより、工夫する経験に乏しく、知恵が育ちにくい
⑦お金はいつでも湧いて出てくるような感覚を持ってきたため、自分で働いて自分で稼ぐことに苦痛を感じやすい

与えられなさ過ぎる害

①お金の有意義な使い方が身につかずに行き過ぎた貧乏性になりやすい
②お金への執着心が強くなりすぎて、欲を出し過ぎ、もうけ話に騙され、大損をしやすい(詐欺、株など)
③長い間の禁欲からの解放から、お金を使いだしたときに暴走し、ブレーキがかからず、破産しやすい(買い物依存症、異性に貢ぐなど)
④甘えを許されなかったために基本的に人を信用できず、人への猜疑心が強くなる
自分のお金と時間を人のために使う行為は、その相手にとって、自分への愛情を図るものさしとなる
⑤いつも友達を羨ましく思ってきたために、コンプレックスが強く、妬み、そねみ、ひがみを持ちやすい

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