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第71回  手が出る

手が出る子にもいろいろですが感情が押さえられないんでしょうね。
①言葉で上手に伝えられない
②誰かのマネをしている
③心が満たされていない
④甘やかされてきた
これらが子どもの手が出る元となっていると思いますがなにより“暴力”の行為が続いているのは、その結果、何かしら、いいことがあったからです。
①暴力を振ったら気持ちをわかってもらえた
②暴力を振ったら、相手をコントロールできた
③暴力を振ったら、スッキリした
④暴力を振ったら、かまってもらえた
⑤暴力を振ったら、ふるわないための交換条件を出してもらえた
⑥暴力を振った後、ごめんなさいを言ったら褒められた
などです。
悪いことをしても自分にとっての報酬を手に入れることができるなら、少々のリスクがあっても、報酬がないよりはマシという結論になってしまいます。
まず、暴力を振わないで済むように関わっていくことが重要です。

①言葉で上手に伝えられない子には、普段からママも言葉を丁寧に話すこと、そして言葉を丁寧に最後まで聞ききること、上手に話せるように教えることの三つです。
「〇君、〇〇を少しだけ貸してもらってもいい?」と名前を呼んで声をかけ、“何を”“どれくらい”“どうしたいか”を伝えます。
次に、子どもが無言だったり、「うん」だけだったら、「うん、いいよ」とちゃんとはっきりした返事を返すように「うん、いいよって言って欲しいな」と話します。黙っているときは「嫌かな?いやだったら、“今は使っているから貸したくないな”とか、“今は使っているから貸せないよ”って言ってくれるかな?」と教えます。
指で指し示すなど非言語的表現やボディランゲージで意思を伝えてくるときは「お口(言葉で)で教えて」と優しく言ってあげて下さい。
そこから徐々に、教えていきます。子どもが「貸して」だけを言って来たら、「今から、〇〇につかいたいから、〇分くらい貸してもらえないかな?って聞いてくれる?」と楽しく優しい口調で言ってください。こうやって、子どもにセリフを増やしていきます。
②家族間で暴力があるときは直ちにやめて下さい。子どもにどんな理由があっても暴力を振うのを止めることと、夫婦間で暴力がある場合、ママは覚悟を決めて、その状況を何とかすることに務めて下さい。子どもはとても傷ついています。とくにママが暴力を振われるのを見て子どもは胸が張り裂ける思いをしていると思います。
子どもに伝えて下さい。「ごめんね」です。
友達や家庭以外の大人のマネをしているとしたら、「絶対にしてはいけないこと」と真面目な顔で心から伝えて下さい。
③心が満たされていないのかなと思ったら、できるだけ多くの時間を子どもに費やして、下手くそでもいいのでありったけの言葉と表現で、子どもに毎日愛情を伝えて下さい。
否定の言葉を絶対につかわないように努めて下さい。
④蝶よ、花よと、家族でいいなりになって甘やかしてきてしまったなら、一筋縄ではなかなかいかないですが、それでも今こそ、対応していかないと将来大変なことが待っています。未来に恐ろしいことが待っていることを肝に銘じて、絶対に言いなりにならないことに務めて、0から、育て直しをして下さい。「ダメなことはダメ」と言い、絶対に折れないことが課題です。

上記のそれぞれに必要な対応を基盤として、手を出してし埋葬になったときの対応です。
①最初は条件反射的に出るようになってしまっていることが多いので、その瞬間を子どもに気を付かせることが大事です。手が出そうなシチェ―ションの時は子どもの横、あるいは後ろについていて、出そうになった瞬間にバッと両手を抑えるか、体を抱きしめて押さえる。
②間髪入れずに「偉いね~よく我慢したよ、賢いよ~」と穏やかなゆっくりした口調で優しくささやき繰り返してください。「そう、そうだよ~、お利口さんだよ~」です。
子どもが少し落ち着いたら「なんていおうか?や~め~て、は?」と言い方を教えます。「それ僕のだよ~は?」などです。セリフだけで構いません。「叩いちゃだめだよ」と言う必要はありませんし、言わないでください。“穏やかなあなた”を印象付けます。
言葉でちゃんと言えたら、小さな小さな声で「そ!そうだよ!おりこうさんだねぇ、優しいねぇ」とその子の耳元だけで大絶賛してあげてください。その場を離れた後も、こっそり「〇君は賢いねぇ、よく我慢したね、我慢強いね^」と心から褒めてあげて下さい。
この繰り返しです。

手を出してしまったら
自分が叩かれる時も下記を参考にして下さい。「叩かれたら、ママ痛いよ?悲しいよ?」です。
①手を出された子の安全確認はしますが、手を出した方の子に卑屈さを持たせてしまうと、悪循環になってしまうのでまずは手を出した子の両手を握ります。
②その子より低い目線の高さから、子どもの目をしっかり見て、「ダメ。叩かれた子はすごく痛い。それに痛くなくても叩くことはすごく悪いこと。ママは叩かれた〇ちゃんのことも可哀想で悲しいし、叩いた〇君のことを考えると凄く悲しい。ママは〇君のこと大好きだからそんな〇君を見るのは辛いよ!?」と厳しく悲しく、訴えて下さい。
③「まずは〇ちゃんになんていうの?」と謝罪をさせて下さい。言い訳をしても、「まずは、謝ることが大事。どんな理由があっても手を出すことは絶対にしちゃいけないこと」ときっぱり言い切ってください。
④ちゃんと謝れたら、二人きりのところで理由を話させてあげるためと、叩かれた子のケアを当てつけのように見せつけてしまう結果とならないために場所を移動させてください。
叩かれたほうの子に「いいよ」と言わせないでください。
⑤叩いたほうの子を別の場所で待たせて、叩かれた子のほうに駆け寄り、しっかりと抱きしめて叩かれたところを撫でて「痛かったね、よしよし」と大げさなくらい、いたわってあげて下さい。
そのあと、「ちょっと、〇君のところに行ってくるね?」と了解を得てから、〇ちゃんがいい思いができるようにジュースでもあげるか、テレビを見させておくかなどをして、〇君のほうに行き、〇くんのお話を聞いてあげて下さい。
しっかり話を聞いてから、最後に「だけど、叩くのは絶対にダメ。〇君が叩かれるのもダメ。暴力は絶対にダメ。〇ちゃんが痛い思いするのも、〇君が痛い思いをするのも絶対にママは嫌。すごく悲しいよ?ママは許さないよ?」と厳しい顔でお約束をして終わってください。
手を出すこともすぐに出さなくなるようなことはありません。繰り返し繰り返し、その瞬間どう行動するかを子どもが“叩く代わりの別の行動”が頭だけで理解するのではなく、反射的にできるようにこどもに刷り込まれるまでの時間が必要です。
ですから、“手が出てから叱る”ことをしなくて済むように、未然に防ぐことと、同じシーンになっても、感情的になることが少なくなるように、毎日の生活が楽しく穏やかで平穏でそして求めなくても、自然に降り注がれる無条件の愛情のシャワーを子どもがいつも感じていられるように意識してみて下さい。必ず、変わります。
上記を続ければ、特例でない場合、10日で“あれ?”を感じ、三週間もたてば確実な手ごたえを感じられるようになります。
ただし、極端な甘やかしが原因の場合は、家族の覚悟を決めた、徹底した、日常での“先回りしたお世話をしない”“言いなりにならない”のスタンスのしっかりした基盤が定着しないと効果はありません。ときには、『叩いちゃいけない』と厳しく、叱る、感情を表現して怖く怒ることも必要なときがあります。

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