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第78回 苦手なものと向き合う練習

苦手なものは大人だって子どもだって避けて通りたいですよね。

でも、大人になってからの苦手なものに向き合うストレスは、こどもの頃の訓練次第でうんと変わってきます。こどもの頃に苦手なものと向き合う練習をしておかないと大人になってからの苦手なものへのストレスは尋常じゃないくらいキツイもの。

でもこどもの頃と違って、大人になると、苦手だからということで避けるわけにはいかないシーンは多くなります。だからこそ、こどもの頃にはあえて苦手なものに向き合わせて成功体験を積ませるようにしなければいけないんです。

最近の流行りは、苦手なことにこだわらずに得意なことを伸ばせばいいなんて言われますが、いえいえ。苦手をできるようにするとか、苦手も得意にさせるとか、そういうことではないんです。

嫌なことにも取り組む力、挑戦する心を育てるための訓練として“苦手なこと”を活用するのです。心に負荷をかけるのも大事。得意なことばかりやっていれば、どんどん自分のいいところを伸ばせるし、モチベーションも高められるし、自信もつくでしょう。

ですが、もしも、得意でないことにぶつかって、それが避けられないことだとしたら・・どんどん気持ちは滅入り、一気に自信を喪失することでしょう。

こどもの頃に苦手なことと向き合う勇気と自信をつけ、苦手なことでもやり切ったという達成感を幾度となく経験させることで“やればできる”という『自己効力感』が養われるのです。自分ならできる、人はなんでもパーフェクトなわけではありません。おそらく得意不得意があるにもかかわらず、それでも、やってのける人は、苦手なこととぶつかっても、それを回避せずにあえて挑戦し、やりきってみせるのです。

得手不得手を問うているのではありません。苦手なものに立ち向かった、かっこよさ、そこに称賛が送られます。何でもできるね!すごいね!って言われる人は“なんでも臆せず立ち向かう人”なのです。苦手なことを得意とする必要はありません。逃げないことが重要なのです。苦手なことをするには、

向き合う勇気がいります

忍耐がいります

我慢がいります

努力がいります

誘惑に負けない強い気持ちがいります

すると根性が手に入ります。

勉強するときには根性がいります

苦手なことに向き合う練習をしておくことは学力をも左右するのです。

「やりなさい」では決してやりません。やりなさいと言ってやるなら、だぁ~れも苦労は致しませぬよ。一緒にやる、一緒に寄り添うという、親の、

時間を割く労力

怒らない忍耐

やりたいことを我慢して子どもと向き合う根性!

がいります。

苦手なものに向き合わせる練習をするためには、親の努力がいります。

子ども「あ~面倒くさい!僕、これきら~い。したくな~い。」

ママ「あらぁ?そうなのぉ??よぉ~し!!」

子ども「えッ!?」

①「やりま~す!」と言って、子どもの背後に回り、後ろから軽く腕を持ち、「セッセッ、セッセッ!」などと掛け声を言いなから、準備をします。

具体的に、〇〇が苦手、というものではなく、抽象的なことであれば、丁寧が苦手なら塗り絵、集中力がないならパズル、考えることが嫌いなら折り紙、手先が無器用なら、ちょっとした工作を提案する、または針通し競争をしてみる、コントロールが苦手な子には、一緒に輪投げを作って遊ぶなど、遊びに変えられるととてもいいですね!

逆上がりなど、公園などでしかできないことは、「さぁ!行くよ~!!」と言って公園に連れ出します。運動が嫌いな子にはお散歩からなど低いハードルから楽しく向き合わせます。

相撲やプロレス、ストレッチなどから始めても楽しいですよ!球技は絶対にキャッチできる距離から始めます。何をするにも、“楽しく愉快に!”が絶対条件です。

②子どもはグダ~となったり、嫌なそぶりは見せますが、いつもと違って、ママが一緒に寄り添って楽しい様子で促しているので、ちょっぴり嬉しそうなはずです。

子どもが軟体生物のようにグターっとだらける様子をみせたら、「グタ~」と言いながら、子どもと同じ仕草を真似て下さい。

そしてニッコリして一緒に始めて下さい。途中違うことをしたら、ほんの少し、乗って遊んで、また再開します。

③少し始めたら、「そう!上手上手!」とどれだけ下手くそでも言って下さい。

決して、「違う違う。こうするのよ」なんて言ってはいけません。

違うことをしていたら、「うん!こうやって・・」といったん、うなづいてから、優しい声で方法を言いながら、正しいやり方を示します。

④子どもが一生懸命始めたら、「うん!そう!そうだよ~~!」と魔法の言葉がけをします。

魔法の言葉がけとは、一切否定しない、“すべてを認め、全肯定する”ことを言います。

「うん!そう!」です。

⑤できたら、「わ~!できた!!すごい素晴らしい!」です。そしてハイタッチなどです。

「すごいねぇ!できたねぇ!」です。

ここで、「もういっかいやってみよっか?」はいりません。

“上手になるまで”とか、“一人でできるまで”などはいりません。欲を出さないことがコツです。

なぜならば、“いや”になるからです。ここで達成するのは“やればできる”の入り口までです。そこまで連れていったら、あとは自分の力で必要なときに頑張ります。

こういった経験を繰り返します。そうすることで、どんどん、成功体験を積み上げていくことができます。「できないと思っていたけど案外できた!」「やってみたら結構面白かった!」「苦手だけど楽しかった!」という楽しさと爽快感が伴う、何重にも積み上げたささやかな喜びの成功体験は、いつか地盤のがっしりとした自己効力感を築き上げます。

してはいけないことは、勉強のみ、ママが力を入れることです。他のことは、まったく興味関心をしめさないのに、算数が苦手、本読みが苦手、社会の暗記が苦手、体育の課題が苦手など学校で必要なことや習い事には干渉するのに、成績に関係しないことは知らんぷりでは子どもは余計に苦手が大嫌いになります。子どもが「友達といつも負ける」と遊びやゲームで愚痴っていたら、苦手なことではないにしても、「よし!じゃあ特訓だぁ!」などとふざけた調子で言って、こどもが好きなことにも付き合ってあげられるととってもいいですね!

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