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第85回  有名大学に合格する子には3パターンある

京大卒の子が言いました。「京大に来ている人間には3パターンある。ひとつは、天才型。持って生まれて賢い子。なんでもできる優秀な人。僕が時間をかけてできるようになることをしれっとやってしまう。二つ目は、生まれながらにして家庭環境に恵まれている子。家庭が裕福で私立の学校でいい家庭教師をつけてもらったり、優秀な塾に通わせてもらってきてその流れで入ってきた子。親はいい親もいるけど、教育ママが多いかな。3つ目が、僕みたいに、“自分でやらなくちゃ”って自分で努力してきた秀才型。小さいときから、自由にさせてもらってきて、親に「勉強しなさい」って一度も言われずに育ってきた、親が優しい、普通の家庭の子。でも、僕の周りの子はみんな、いい親で優しい、普通の家庭の子がほとんどだったよ。でも、裕福な家の子は一発合格で入ってきて頭もすごくいいのに“朝早く起きる”とか“眠たくても起きなければいけない”と思って頑張れば誰にでもできるような、普通にできることができなくて、出席さえすれば単位が取れるのに出席できなくて単位が取れずに学校に入ってからドロップアウトする子が多い気がしたなぁ。少なからず、僕の周りの子は、みんな、いい親で、よくある、小さいときから勉強勉強って詰め込まれて、遊びも自由な時間も全部取り上げられて塾に通って勉強漬けにされてきたような教育ママに育った子は一人もいなかったよ」と言っていました。

テレビや本を見ていても「東大生のほとんどの子が親に「勉強しなさい」と言われてこなかった!?」ということをよく言われていますね。

生まれ持ったものはどうにもなれないとして、それでも有名大学に入れたいとなると、やりがちなのが勉強の徹底管理ですがこれは悲劇を招くことがほとんどです。市内で一番の進学校の高校三年生の子を持つ、ママが言っていたことです。「子どもを二人育て上げたころに思いがけずに赤ちゃんができて、夫も単身赴任でほとんど帰ってこずに時間があったから三番目は絶対に失敗しないように完璧に育てようと生まれた瞬間から英才教育を始めた。テレビは一切見させないように紙を巻いた。4歳のときには子ども用のテキストが天井まで届くほどに高く積み上がっていた。朝から勉強、幼稚園から帰ってきたらすぐに寝るまで勉強。ご飯とお風呂、トイレ、就寝以外は勉強。ずっとついて勉強をさせてきた。子が高校生になってから始めて思い知った。校内では一番をとれるけれど、全国模試は、順位がぜんぜん取れない。これが実力なんだと気づいたときには子どもに友達はひとりもいない。自分で何にもできない。人と話せないし遊ぶこともできない、何にもない子にしてしまった。思い出もない。なんてことをしてしまったんだろうと・・」泣いていらっしゃいました。程度に差はあれど、こんな家庭も珍しくはなく、親が子どもから人生をはく奪してしまうこととなります。勉強は押し付けられて詰め込まれて強制的にやらされでもすれば、希通りの結果が出るとは限りません。勉強をしている風にみえてもまったく必要な学力がついてこないケースがほとんどです。いやいやさせられていると、子どもの無意識の中に親への反抗心が芽生えます。表向きは素直ないい子でも、“親の思い通りになってやるものか”=“テストで失敗する”というかたちで抵抗が現れます。一生懸命、自己主張をするのです。人は“自分の人生を自分で生きた”という証を本能的に求めます。勉強をさせないと不安に思われるかもしれませんが、子どもに勉強という苦行を課し、苦痛の毎日を与え、自分の人生に生きる価値を見いだせず、惰性で生きていては、「生まれてきてよかった」とは感じることはできず、当然、勉強に意欲が湧くわけがありません。それならば子どもに子どもらしい生き方をさせてあげられることができる、有名大学に一番多いタイプの親になることが親子関係にとっても、子どもにとっても一番素敵ですよね。しかもお金もかからない。勉強には質と量がいります。

質とは、“学力が上がる根拠のあるもの”量とは“知識が定着するために必要な量”。

その質と量を有効に生かすには本人のやる気が必須です。

勉強ができる子とは情報処理力の優れた子。情報を素早く処理し、正解を導き出すには集中力と忍耐がいります。この集中力と忍耐力を長時間、維持するためのエネルギーが勉強には必要で、子の心がいつもエネルギー満タンでいられるように親は居心地の良い環境と子どもが健やかに育つことをサポートする役目を求められます。では、それだけで、あとは、「勉強をしなさい」と言わなければ、自分で勉強をするようになるのかと言えばそうでもありません。「勉強をしなさい」と言わない代わりに、親にできる、やる気を育てる、親の関わりもあります。

〇親が子どもにできること

①争いがなく穏やかで温かな家庭

家にいると安心できて落ち着き、心の充電を充分にできる家庭環境を整えます。

乱暴な言葉遣いなどが飛び交わず、のんびりした口調で会話をするようにします。

「あれしなくていいの?」「これしたほうがいいんじゃないの?」と、先回りして行動を促されることのない安定の時間を提供します。愚痴や不満を子どもにはきません。子どもは親が思っている以上に胸を痛め、ストレスを溜めます。

②親がモデルとなる姿勢をみせる

親が本を読んだり、スポーツを一生懸命にしたり、やるべきことを面倒くさがらずにこなしていく姿をみせます。「面倒くさい」という言葉を使わないようにします。いつも笑顔で楽しそうに行動します。大掃除などをイベントのように楽しいでやる姿をみせます。子どもへの礼儀を忘れずに挨拶を欠かさずするようにします。

③子どもの真面目さと責任感を育てる

電子機器、テレビ、ゲームの長時間の視聴、夜更かしなど、脳や目、体など健康に良くないことについてのルールを決めます。自分のことは自分でさせ、お使いやお手伝いを通して家事の一通りができるようにします。草抜きなども同様にさせますが親も一緒にが原則です。必ず時間を計るなど早い早い競争します。熱がない限り、少々のことで習い事などを休ませず、見学だけでも出席させるようにします。挨拶を必ずさせるようにします。

④子どもにいろいろな体験をさせ、世界をみせる

市の広報誌などに載っている体験イベントなどに積極的に応募して、遊び感覚でいろんなところに参加させます。父親の仕事現場に行けなくても、近くまで見に行き、可能なら差し入れなどをしに行きます。自動車だけでなく、公共交通機関を多用し、また、徒歩や自転車でいろいろなところに出かけ、散策、探検しにいきます。地域の行事などにも積極的に連れ出し参加させます。お参りや法事なども、正装をさせて、数珠などを宗教に合わせた装いと持ち物を子ども自身に持たせ、連れていきます。

⑤子どもにたくさん遊ばせて地頭を育てる

土、水、火、木を遊びを通して経験させます。親チョイス1冊、こどもチョイス一冊、合計二冊の絵本を毎日、楽しく読みます。映画をたくさんみせます。字幕の映画にも積極的に親しませます。積み木、ブロック、ボールで遊びます。積極的にボードゲームやトランプなどを一緒にします。創作遊び、創作ゲームをします。ひも、布、粘土、風船、水風船、駄菓子屋さんの玩具、プラバルーンなどで自分で遊びを作って、一人でも楽しめる想像力を育てます。駄菓子屋さんで自分で計算し、レジで自分でお金を払い、おやつを買い、自分で水筒にお茶を入れさせ、公園や山、川、堤防、浜辺などに連れていきます。手のひらや足の裏など5感の感覚を鍛えます。動物とたくさん触れ合わせます。遊びを通じて、楽しい経験と新しい発見の喜びを視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で感じさせると、いろんなことに好奇心を持ち、喜びを感じる力を持てるようになります。お行儀は悪いですが、家庭ではなかなかマット運動やトランポリンはできませんので、子どもにしつけはしますが、可能なら、ベッドやお布団、マットレス、座布団などでたくさん遊ばせます。可能ならお風呂でもたくさん遊ばせます。遊びとしてシャワーキャップや、水鉄砲など楽しいです。お風呂につかる時間は数を数えさせます。家の中でかくれんぼも面白いです。狭くてもできます。自分の似顔絵を描いた絵や人形を自分と見立て「ここだよ!」などと声色を変えてヒントを言い合えばいいのです。マイクやトランシーバーを置いておいてそこから声が出るようにしても楽しいですね!みんなで自分ちカルタを作ります。それぞれが分担して、文字と絵を書けばいいのです。そこから未来カルタに発展していっても面白いです。車に乗っているときはしりとりやクイズが有効的です。車のナンバーの計算競争も教育ママっぽいですが子どもは喜びますからアリです。間違っても絶対に辱めてはいけません。間違わないようにしも二ケタにするなど、褒めるための工作が必要です。

⓺おもちゃや漫画は一角にまとめる

いつでも目に入るところに置くのは、小説や百科事典など学習してほしいと思う学びの本だけ。しかし、丁寧に本を扱うようにしつける。おもちゃはおもちゃコーナーを作り、遊ぶとき以外は布をかぶせておくなど目につかないようにしておく。漫画や雑誌は極力家に置かないようにする。雑誌などを購入する場合は一週間など決めておき、処分する。漫画は極力、レジャー感覚で図書館や立ち読みOKの本屋さんで済ませる。残しておきたい漫画や雑誌は段ボールなどに入れるか、祖父母の家に置くようにする。勝手に処分はしない。

⑦書棚を作る

絵本や小説など、たくさん読んでほしいものは、目につきやすいところに、少し、豪華な書棚と癒しの空間を作って、つい踏み入れたくなるような手に取りたくなるようにそれっぽく演出する。

⑧自分で計画を立てる癖をつける

レジャーや料理作りをする前に会議を開き、係を決めてタイムスケジュールなど筆記用具を使用し、段取りを一緒に考えます。お料理の買い物などに必要なものとそれにかかる費用を予測させます。お出かけをする前日など、起床時間を自分で書かせるなどの計画を立てると同時に、翌日のお出かけ着替えセットや翌日の洋服の準備を枕元に準備させます。

⑨子どもを認め子どもを褒める

子どものすることすべてに笑顔で喜んでください。「あなたは素晴らしい。あなたがいるだけで太陽が家の中にあるようだ」が伝わるように、笑顔と笑いと見つめる目を意識してください。それは「あなたは世の中の人の役に立つ人間である」「あなたの存在は世の中の人々を幸せにする影響力を持っている」というメッセージとなります。

⑩子どもの考える力を育てる

子どもに何でも教えていては子どもは自分の力で何かを知り疑問を解決しようという気持ちに至らなくなります。また親が百科事典のような人であっても、いつも子どものそばにいて教えて続けてあげられるわけではありません。子どもの質問には「どう思う?」「なぜだと思う?」と聞き返し、考えを言うのを待ち、答えに対して、耳を傾けて誠実に聞くと言うことを繰り返します。答えを自分で見つけられないときには子どもに「じゃあ、どうしようか?」「どうしたら解決すると思う?」などと考えさせて、答えが出ないときはヒントを与えたり、一緒に調べに行くなどし、子どもに「答えを当てた!」という楽しさと喜びと快感を与えます。知る喜び、調べる喜び、解決する喜びが学びへのハードルを下げ、やる気を起こさせます。

⑪身だしなみを整える

運動するときは服装の汚れや破れを気にせずに遊べる動きやすいもので、なおかつ遊ぶ人間に成り切れるように、スポーツのジャージなどを着せると良いです。ですが、お出かけのときはすました格好などTPOに合わせた服装を心がけます。勉強をするときや外出をするときは誠実で清潔感のある服装をさせると良いです。そしてどんな服装にせよ,洗濯がきちんとされ、しわくちゃでなく、破れは補修されたものを身につけさせます。シミや汚れは漂白剤で落とします。真っ白にならなくても、そのままとは印象が全く違います。

ハンカチ、ティッシュ、ゴミ袋を必ず、ポケットに持たせます。もしものときの小銭を持たせておきます。小さなリュックがあるのであれば、簡単な着替えとタオルとビニール袋、メモ用紙と鉛筆、少々のお金を自分で用意させて持たせます。

必ず、服の裾が出たら、入れ直すように言います。鼻水が出たら必ず、拭くようにさせ、歯磨き洗顔を毎朝させ、髪の毛を整えるようにしつけます。

身だしなみは自分の取り扱い説明書です。小奇麗で清潔感のある子は好印象を持たれて、丁寧に扱ってもらえ、“賢い子”として見られます。貸し希子として扱われた子は賢い子になります。

⑫勉強部屋となるスペースを作る

勉強をどこでしなさいといった指定はいらないです。ですが、勉強に没頭できる勉強スペースは欲しいです。一部屋しかないとしても、紐や布やテープで小さな勉強机を部屋の一角を勉強スペースにして仕切るのも良い方法です。部屋に布団などがあったり、勉強以外のものがあると誘惑にまけてしまいます。勉強をする自分に酔えるように“自分だけの勉強屋”がいります。他のものは置かず、その子本人以外の人間は立ち入り禁止スペースです。そこにいるときには絶対に干渉しません。

✖「お金がないから国立大学に行ってね」 〇「〇くんはどんなことを学びたい?」

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