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第96回  コミュニケーションの訓練

社会で生きていくうえで人間関係を完全になくすことは難しいことです。多くの付き合いをしないにしても、コミュニケーションをとることはどうしても必要になってきます。

コミュニケーションが苦手だと、生きづらいですよね。ですからできるだけ多くの“コミュニケーションの訓練”をさせてあげたいものです。器用な子、不器用な子とありますが、コミュニケーションには“慣れ”の影響もとても大きいです。

〇たくさんのタテヨコナナメに関わらせよう 

 血のつながり関係なく、おじいちゃん、おばちゃん、おにいちゃん、同い年、ちょっと年下、うんと年下、いろんな他人。出会いから知り合いになるまでの過程、知り合いから親しくなるまでの過程、人との交流を積み重ねさせます。人に揉まれることで、輪に入ることに躊躇をせず、自分と他人との間合いを測るセンスをも磨かせます。“人に慣れさせる”ことで、自己表現することへの苦手意識を持たなくさせることで、人間関係を築く訓練をします。

〇親はこどもにとって大切なモデル

親自身が綺麗な日本語と失礼にならない態度を意識することを忘れてはいけません。なにも 笑いを意識した、「ぐっ、もーにーん」などが良くないわけではありませんし、親しみのある同世代の相手には親しみ込めた関西弁で「おはようさん」も楽しくてアリだと思います。ですが、相手によっての使い分けはとても大事です。親しき仲にも礼儀ありで、目上の人には 「おはようございます」 と丁寧にハキハキとした口調で言う、礼節を重んじることは必要で、同じ敬語であったとしても、「おっはよーございまぁす。」と甘えた口調やふざけた調子にならないように配慮しなくてはいけません。同じセリフでも語尾の伸ばし方やアクセントによって随分と相手に伝わる印象が変わるものです。目下の人には「おはよう」と柔らかく優しく言い、威圧感を与えない、ゆったり和やかな空気を作る配慮ができるといいですね。親の柔軟で礼節をわきまえた言動からこどもは自然に、人に対しての在り方を学びます。目上の人には敬意を表し、目下の人に対しても、見下すことなく丁寧な姿勢を崩さない親の姿勢から、子どもは“人として大切なこと”を感じ取ります。こどもの頃に、人に対しての姿勢を獲得しておくと、社会人になり、慌てて、苦痛を感じながら敬語などを習得することに翻弄されなくてすみます。難しい敬語が使えなくても、親がある程度の敬語と態度で自分なりの誠実さを心がけていれば、子どもはそれなりに社会で必要な分くらいの敬語と態度を身に付けます。ガチガチの敬語や態度を目指さなくてもそれで充分です。大人として恥じない言葉遣いと姿勢を毎日生活の中で意識すればそれでいいのです。親が、オラオラ言葉や汚い言葉、流行語ばかりつかっていると、こどもは未熟で、子どもにとっての社会は親そのものですから、親の在り方が子の基本となってしまいます。横柄な態度やマナーを知らない態度は、そのままその子の標準的な交流姿勢となるのです。そして、その子自身の学力にも評価にも影響してしまいます。国語、英語はもちろん、発表も作文も感想文も文章問題も苦手となることがほとんどです。自己表現が必要な場で、質の悪い緊張感に襲われるかもしれませんし、周囲からの孤立を味わうこともあるでしょう。大事なこどもがそんな生きづらさを感じなくてすむようにしてあげたい。大人の助言がなくても、自分ひとりのシーンで、胸を張って堂々と人と話せ、自分を表現でき、それを楽しいと感じられるようにしてあげられるように、たくさんの人と積極的に関わる機会を多く作ってあげましょう。

〇例えば、日頃から気をつけるといいこと

①「なるほど。〇〇さんはそう考えてみえるんですね。素晴らしいですね。」 など丁寧に思いやりを持って人の話を聞く姿勢を意識すると、子どもは聴く姿勢と、聴いていたことを相手に表現することを学びます。

②「俺様」態度、「私なんて」謙遜など、尊大な態度や自己卑下な態度をせずに、「私は~と思います」などと穏やかに柔らかい表情できちんと自分の意思を他者に伝え、自己表現を心がけていれば、子どもは自分を大事にし、他人にも自分を大切にしてもらうことを学びます。

タテヨコナナメの関係から、コミュ二ケーションの力がつくと同時に、たくさん自分を紹介し、表現することによって、プレゼンテーションの力をもつけていくことができます。

✖子どもの自己紹介を奪ってしまう「この子は〇〇と言います。」〇事前にどんな人と会うかを話し、必要な会話をイメージさせておく「こんな人がいるよ。こうやって聞かれたらなんて答える?」

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