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第102回  何かできたときのご褒美はそのタイミングじゃない!

「~できたから〇〇買ってあげる」「~できたからお小遣いをあげよう」こんなふうに、なにかできるたびに、ご褒美をあげていませんか?意外と、“「〇〇できたら、〇〇してあげる」と言ってないからいい”と思っているママも結構いらっしゃいます。何かできたときの“ご褒美”が当たり前になると、結果的に同じなんですよね。いつのまにか子どもは、自分の内から湧き出てくるやる気からとか、自分の良心に従ってではなく、“見返りを期待して”行動するようになります。幼いうちは効果的に感じるかもしれません。ですが、成長するにしたがって、見返りへの期待も大きくなり、やがて、見返りが自分の期待に釣り合わなくなってくると、不満を持つようになります。約束をしていたわけではなく、好意でくれた、ご褒美なのに、自分の思っている物や金額じゃないと、“前に欲しいって、僕が言っていたこと忘れたの?!”“これだけ?!”と、恨みを持つようにもなります。そうなった頃には、もう、見返りが期待できないことには、興味を持たない、行動しない、そして、極端な発想で、“タダ働きは損”という発想に陥るようになります。どんどん、無気力な人間になってしまうのです。当たり前になったとき、ご褒美は子どもの害悪になります。

〇ご褒美とは

ご褒美を与えられ続けると、最終的にやる気を消失させてしまうことはよくしられています。そして御褒美の与え方として効果的なのは、“先にご褒美を与えて、達成できなければ、御褒美を取り上げる”という方法であると言われています。ですが、子育てとして、これで効果があったとして、それが本当に温かい親子関係なのかという疑問を感じます。ご褒美は、“あってもなくてもいい”もので、基本、子ども自身の達成感と子ども自身の出した結果がご褒美で、親から与えられるご褒美は、先に与えられる、“質の良い期待”と、終えたあとの“温かいねぎらいと褒め言葉”と優秀な結果を出したときの“喜びと称賛”だと思うのです。物質的なものでご褒美を与えるなら、①頻度➡たまに(「え!?くれるの!?」と毎回なる程度に。くれるであろうと期待をするようにならない程度・物質のご褒美はない前提に感じる程度)

②内容➡ささやかなもの 

例・飴玉・パフェ・ヤクルト・50円・ハンバーグいつもより大きい・いつもは一個を今日は二個、甘い団子を一緒に堤防でほうばる、おやつを持って公園に行くなど

③いつ➡終えたら即!

〇ご褒美は、お祝いでも報酬でもない

日常の中での、目に見えるご褒美は、ご褒美の域を超えてはいけません。最初から与えられることが相手側に強く期待されていて、おめでたいこと、喜ばしいことや、出した結果の内容によって決め、そこそこ以上の金品を与えるのは、ご褒美ではなく、“お祝い”であるとして、また、その労働に対して、姿勢と結果を問わず、やり終えたことに対して、確実に与えることが約束されているものは、ご褒美ではなく、“報酬”であるとして、分別されてはいかがでしょうか。そうすると、ご褒美のさじ加減がみえてくるのではないかと思います。

〇ご褒美を要求してきたら?

ユーモアで返す!

「いえ~い!はい、ハイタッチ!」

「よしよし、では私の汗付きタオルを授けてしんぜよう」

「なぁぬゥ??褒美が欲しいとな?では、その疲れた体を癒してやろう」   (入浴剤を渡す、または、フローラルな香りを部屋に焚く、またはストレッチをしてやる等)」

〇ご褒美がないと行動ができない状態になってしまっているとき

少しずつ、“見返り”目的から、“自己満足”パターンへ移行させていく。その移行していく時間で、意識を、自分の中の“行動そのものが楽しい”“頑張っている自分が気持ちいい”“人と喜びや活動を共有するのが楽しい”というやる気に変えていく

方法 2回に一回のご褒美➡3回に一回のご褒美➡5回に一回のご褒美➡8回に一回のご褒美

ポイントカードを作る・引換券を作る・カレンダーに〇をつける・紙に〇または目を書いて、中に〇を増やしていく・紙に〇を書いて、絵描き歌のように書いていく・表を作って棒グラフを書いていく・あみだくじを進めていく・迷路やすごろくを進めていく・シールを張っていく

ご褒美の回数や質を下げていくためには、回数に遊び心を持たせ、いかに楽しませるかと、ご褒美の内容を“親からの良質な期待”と“親からの喜びと称賛”に重心をおいていくかが勝負!

✖「よく頑張ったね!ご褒美は何がいい?」〇「偉い!立派だわぁ!よく頑張った!!さぁすがぁ!お疲れさま!」

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