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第115回  『子どもを愛せない』そんな自分を責めてしまったら

新宿 子育て 心理カウンセリング お悩み相談室

子どもを産んだから、愛せるかというとそんなこともありません。十数年待ち望んでやっとできた子どもであっても同じです。愛おしいと思う気持ちは、実際に育ててみてから感じるものですから、その感じ方は出産前にわかるものではありません。“愛しい”と思えなくて、悩まれる方も少なくありません。兄弟で気持ちに差があることも珍しくありません。子ども好きでも母性が強くても、目の前の“その子”に対しての感情は、また別の感情を持ってしまうことはあります。人の気持ちは、とても単純なこともあり、またとても複雑でわからないこともあります。“こうだ!”と決めつけられることはなんにもありません。ですから、なんにも、自分を責める必要はありません。“思うは自由、どう行動するか”で、その気持ちを子どもに悟られなければいいのです。どんなに愛していたとしても、殴ったり蹴ったり、罵倒したり、飢えさせることがあれば、それは、いけないこと。罰せられること、犯罪です。ですが、愛せないことは犯罪ではありません。ただ、可哀想、でもしかたがないことです。人の気持ちはそう簡単に変えられるものではなく、“どうしよう”と悩んで見えるだけ、充分立派です。ちゃんと、“どう行動すべきか”を考えようとされていることが素晴らしいのです。ですから、自分に自信をもって、演じて下さい。女優になります。“あなたを愛してる”ふりをして、いやいやでも、言葉に出して下さい。「可愛いね、いいこだね」繰り返し繰り返し、言葉にすれば、子どもは自然といい子に育ちます。そうすれば、必ず、大きくなった時に、そうやって育ててくれたママを大事にしてくれます。時間差での“WINWINの関係”を保てます。これがもしも、“可愛い”けれど、素直になれなくて、“冷たい態度”に“ひどい言葉”を出しているとしたらどうなると思いますか?どんな言い訳をしても、子どもはママに、自分が子どもにされたときと同じか、過去の記憶が誇張されて、それ以上の態度と言葉を投げかけるでしょう。子どもの頃に自分がされたことを思い出しては、母親に詰め寄る、思春期から中年以降になった子どものことで、疲弊困憊して、相談に来られるお母さんも多くみえます。暴力のツケを暴力で返され続け、引っ越しを余儀なくされる方もいます。ですから、演じ切ること。それだけできたら、満点です。だって誰にも心を見透かされることはないのですから。誰も超能力でママの頭の中を透視することなんてできません。ばれていると思うのは自分の罪悪感から。優しいからです。いいのです。やり切れたら優秀。愛してやまない人とそん色はありません。

もしも、顔を見るのが嫌なら、子どもとの距離感を保ち、でも、手紙を書いて下さい。ちょこちょこと短文でいいのです。「あなたを大事に思っているよ。いいこだね、大好きだよ」と頑張って書いて机に置いていってください。演じることが難しくても、一人でいるときに、お手紙ぐらいは書けるはず。毎日毎日、顔を見ると言えないことを、女優になって、手紙で、あなたが“なりたかったママ”を自分に憑依させて書き続けて下さい。それができたら素晴らしい。それだけで満点です。

〇もしも、ひどい言葉が出るなら

出さない。出してはいけません。出したら負け。出さない工夫をしましょう!なぜかというと、言葉に出せば出すほど、自分の耳からその言葉は入り、ママに自分の言葉で暗示がかかります。“私は子どもを愛せな~い愛せな~い”と。言葉はまたさらにひどい次の言葉を引きずりだします。ですから、“イラつく前兆”を感じたら、その場から消えて下さい。

ひどい言葉が出るシチュエーションなら、そのシチュエーションにならないようにして下さい。ひどい言葉が出るくらいなら、子どもに注意しないほうがマシ。放置しておいたほうがマシです。子どもの安全と満腹の確保だけして、子どもをテレビっ子にして育てて下さい。目につくなら、部屋を与えて、部屋にテレビを置いて、部屋でくつろげるようにして、干渉しないで放っておいてあげて下さい。それでも声をかけなければいけないこと、例えば、お風呂など。気になって仕方がないなら、「〇時以降はお風呂はナシ」としてルールを決めて、入らない日は放っておいたらいいと思います。子どもは自然とそのようにするようになります。1日2日、入らなくてもどうってことありません。3日も入らなければかゆくなって自分から必ず入ります。“ひどい言葉を止められないなら、言葉を発しないほうがマシ”ただそれだけのこと、しばらくはそれでやってみて、心が落ち着いたら、少しずつ、今後のことを考えてみましょう。3カ月以上続けても心がおだやかにならないなら、なにかまた行動を考えましょう。ちゃんとご飯をおなかいっぱい与えて、危害を与えなければ、3カ月くらい、大丈夫です。手作りでなくてもぜんぜんかまわない。お弁当を買ってきたらいいし、それも苦痛な日があるというなら、冷凍食品や、カップラーメン、お菓子のストックをしっかり置いておけば、飢えることはありません。大丈夫。そこまでできたら満点です。

〇もしも、暴力を振ってしまうなら

子どもを誰かに預けて下さい。または自分が癒されるところに自分が心の非難をするために家から出て、必ず、その日のうちに誰かに“子どもを家に置いてきた”ことを伝えて下さい。もしも、知り合いも誰もいなければ、警察に電話してください。警察に怒られるのが不安なら、“匿名”で電話してください。「匿名でお願いします。」と言って、子どもの住所だけを伝えれば充分です。もしも無神経な人で無理やり、根掘り葉掘り聞いて来たら、「言いたくありません!」と言えばいいのです。でも、必ず、子どものいる住所を言わねばいけません。なぜならば、そのまま放置だと、子どもがどうなるかわからないし、ママも立場が悪くなってしまいます。ちゃんと言えば、捕まるようなこともありません。きっとわかってくれます。“一生懸命だったんだな。いいお母さんだな。精一杯頑張ったね”と思ってくれます。世の中には、職業として入っているけど、適性のない人もいます。反対に、職業ではないけど、プロ級に適性のある人もいます。その道のプロに相談するのが無難だけど、一番見る必要があるのは、人間の質です。質を見て、相談してみて下さい。もしも、人に相談して、その人に傷つくことを言われたり、ガッカリすることがあったとしたら、それはその人に適性がなかったか、あるいは、あなたには合わなかっただけ。割り切って、また違う人に相談しましょう。懲りずに何度も何度も。あきらめてはいけません。

でも、もしもあなたが“頑張ってみたい”と思うなら、こども以外のものを殴り、こども以外のものを蹴り、我慢の一歩を踏み出してください。そしたら痛いでしょう?子どもに味合わせる痛みを自分に向けて我慢したあなたはとってもいいお母さんです。思いっきり大声で叫んで泣いて、子どもの前からそのときは消えて下さい。そして次からはもう手も足も痛いですから、物を使ったら、物が壊れてもったいないですから、破いてもいい新聞紙、叩いてももったいなくないクッションや布団に怒りをぶつけて下さい。そして数日間それを頑張れたら、つぎは我慢することを試みて、子どもの前からフェードアウトすることを頑張ってみて下さい。それができるようになったら最高です。子どもを叩いたり、蹴ったりしたら自分の人生がメチャクチャになってしまいます。せっかく辛い思いをしても、大きくなって子どもがあなたに恨みを持つようになったら、また苦しい思いをせねばなりません。

いろんな人がいます。いろんな人がいる中であなたの人生では子どもを人に託す選択肢の“逃げる”がベストなのかもしれないし、子どもと距離をとる、“避ける”がベストかもしれない。もしもあなたの中で“闘う”がベストならば、自身の子への攻撃性を自分の強い意志で抑えることなのでしょう。攻撃性はエスカレートします。“いつか治まる”“どうにかなる”を待っている選択肢はありません。なぜならばあなたの人生を棒に振ることになるからです。最悪なのは、刑務所暮らしが待っていることもあるからです。“逃げる”か、“避ける”か、“闘う”を早急に選び、実行します。実行して、できれば10日以内に子どもに危害を加えることがなくならないなら、まずは“逃げる”を実行してください。それができたら満点です。凄いいいお母さんだと思います。その勇気はなかなか持てません。なぜなら、自分のプライドや体裁などすべてを捨てて、子どもを守ろうとする行為だからです。凄い立派なこと。胸を張って、実行してください。パートナーが危害を加えるのであれば、一分一秒をためらわず、いますぐ、“逃がす”か、“逃げる”をして下さい。

いろんな人がいるんです。大丈夫。絶対にあきらめない。大丈夫です。

相談相手の選び方

✖「連れて帰ってください」と言われ、プロだから信頼して言うとおりにする

〇「まずは子どもを預けて、様子をみながら考えていきましょう。大丈夫」と言ってくれる、適性のある人、人間の質のいい人を信頼して、まずはいうとおりにしてみる。

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