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第117回 こどもが言うことをきかない理由

新宿 子育ての悩み相談 カウンセリング 

“言ってもいうことをきかない”“言われたことを聞こうとしない”のはこどもの心に必要な栄養が足りていない状態であることがほとんど。

人が生きていくためには、食べ物から栄養を摂取することが必要なように、心が健康であるためには、心への刺激から栄養、つまり『愛情』を感じることが必要です。

心に欠かせない栄養は、『無条件の愛情』です。

これが足りていないと、子どもは素直になれなかったり、やる気がでなかったり、「どうせ、自分なんて・・・」というように自分の価値を低く感じたりするようになります。

〇無条件の愛情とは

“いい気持ち”と感じる言葉や、非言語的表現すべてが心の栄養となります。

“いい子であっても、いい子でなくても、無条件にあなたを愛している”ということが伝わる毎日の挨拶も含めた言葉、「おはよう!」「いってらっしゃい!」「おやすみ」「大好きだよ」「大事」「いいこいいこ」「あなたがいるから幸せ」「あなたがいてよかった」や、当たり前に過ぎていく日常生活の中での接し方、“優しくする”“みつめる”“温かいスキンシップ”“安心できる時間や場所を提供する”そういった、子どもに発信される“いつでもあなたの存在そのものが愛おしい”が無条件の愛情です。

特に大切なのは、日々の何気ない時に伝える愛情かもしれません。「こどもが一人で起きてきた」「ちゃんと学校に行って帰ってきた」「挨拶ができた」これらは当然の日常のようですが、なくなると取り返すのが大変な日常です。できていることに養育者は頑張って気づき、喜び、愛情を注ぐとぐんぐん子どもが変わってきます。

〇子どもによって必要な愛情の量が違う

親はこどもを精一杯、愛していても、それがこどもには、充分に伝わっていないことがあります。

お茶碗一杯でお腹いっぱいになる子もいれば、お茶碗一杯では満足できない子もいるように、愛情をしっかりと表現してもらえないと心が満たされない子もいます。兄弟でもその量は違うものです。

ですから、まずは、“その子どもが満足のいく無条件の愛情”を表現して、心を満たしてあげることから始めます。

心が満足しているかは、こどもの様子から感じることができます。相談にくる養育者の方にきくと、「1週間でずいぶん子どもの表情が柔らかくなった」「恥ずかしそうに『もういいって!』といいながら、動いてくれるようになった」という変化があるそうです。

家族の中に争いがないことも重要で、家がゆっくりと休める場所となると、兄弟や友達、周囲の人にも優しくおおらかに接することができる子になります。少しきつい口調で夫婦の会話をしているのを聞いたりすると、子どもたちは大人が思っている以上に不安を感じます。すると、なかなか心の栄養がたまってくれません。

〇無条件の愛情がスパイラル状にクルクル・・

人は自分に“いい気持ち”を感じさせてくれる人には、“いい気持ち”を返したくなりますし、いつも“いい気持ち”を感じさせてくれる人には、少々、嫌なことがあっても許せます。いい気持ちも悪い気持ちもスパイラル状にクルクルと増大します。

こどもなので、その時は勢いで「イヤだ!」と言ってしまっても、無条件の愛情に満たされていると、そのあとで素直に“自分が間違えていたな”と思いやすいものです。

ママから“いい気持ち”がたくさん発信されるようになると、少々、機嫌が悪いときでも、ママなら素直に聞く耳が持てるようになってきます。養育者からの気持ちのよいコミュニケーションがあれば、子どもからのコミュニケーションも気持ちの良いものが自然と増えてきます。

〇心を栄養で満たすコツ

1.こどもの状態に関わらず、愛情を注ぐ

2.必要な愛情は子どもによって違うことを知る

3.円滑なコミュニケーションは養育者から始める

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