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第118回    子どもがいうことを聞く3ステップ

新宿 子育ての悩み相談 カウンセリング

「言っても言っても、返事ばかりでおんなじことばっかり注意させるんです。ぜんぜん、いうことをきかなくてずっと、イライラガミガミして・・」

というご相談をよく受けます。

最初から怒るつもりはないけれど、これまでに積もり積もった怒りというのがありますよね。

それでつい、よくないとはわかっていても、「あれしなさい、これしなさい」と最初から、命令口調になってしまってはいませんか?

“言わなきゃやらない、でも言ってもやらない、なのにやらせなきゃいけない。”

お母さんのストレスもたまる一方ですよね。

こんな時は、次の3ステップで、子どもは素直になって、親子の関係性も良くなっています。

ステップ1・・・やめてみる週間 (※途中で何か言ってしまったらやり直し)

ステップ2・・・いい気持ちで満たす

ステップ3・・・伝え方を変えて指示

実践していただいた多くのお母さんが、1週間ほどで変化を感じられたと嬉しい報告をくださいます。少し難しいですが、ステップ1と2は同時に実践しても効果的です。

◎ステップ1 やめてみる週間

 ステップ1は「やめてみる週間」です。何をやめるかというと、子どもへの「注意」です。

 子どもの言動に対して注意したいことがあっても、“なにも言わない”を一週間続けてみてください。

 これはどういうことかというと、現在の関係性のリセットです。

 冒頭でもお話ししたように、現在、お母さんの心の中には「積もり積もった怒り」があります。そのため、イライラしてしまい、つい、あれもこれもと、注意することが目につきやすくなっています。

 一方、子どもも同様にイライラしています。

いつも“いい気持ち”をくれる人にはいい気持ちを返したくなるように、人は、いつも“嫌な気持ち”を与えてくる人には“嫌な気持ち”を返したくなるものですから、お母さんに何か言われて、“嫌な気持ち”を感じた瞬間、反抗心が湧いてきて、たいしたことじゃなくても、自分が悪いとわかっていても、言うことを聞きたくなくなるのです。

ですので、この“嫌な気持ちスイッチ”が入らないように声をかけなければいけないのですが、その前にまず、現在の関係性をリセットをする必要があるのです。

「子どもへの注意をやめてみる」のは、そのためです。

「言わなくなったら、ただの甘やかしになるんじゃないかしら?」と、不安を持たれると思います。

もちろん、いつまでもずっと必要な注意まで言わないのでは、ただの甘やかしになる可能性は大です。

一週間のなにも言わないチャレンジが達成できたら、次のステップです。

◎ステップ2 “いい気持ち”で満たす

人が特に“いい気持ち”になるのは、褒められたり、認められたりしたときで、即効性も高いです。“褒められたり、認められたり”は心のカフェイン。

人は褒められたり、認められたりすることで素直になれるし、やる気も出ます。

褒められたり認められたりして“いい気持ち”と感じることが心の栄養になります。

こどもの心は今、栄養不足になっているかもしれません。

「でも、それなりに、褒めたり認めたりもしているわよ?」と思うかもしれませんが、指示や命令をされたり、叱られたりすると“嫌な気持ち”が悪玉菌のようにたくさんの“いい気持ち”を消してしまうんです。

そうすると“いい気持ち”じゃなくなってしまいます。

“嫌な気持ち”の破壊力はすごくて、ひとつの小さな“嫌な気持ち”を帳消しにしようと思ったら、10個は“いい気持ち”が必要になるとイメージして下さい。

“いい気持ち”がたくさん集まって、やっと、心の中いっぱいに広がる、ワクワクするような、

力がみなぎる“いい気持ち”になります。

“いい気持ち”は繊細で、“嫌な気持ち”が二つ三つやってくると、ドッカーンと“いい気持ち”は消滅してしまいます。

さらに、ボス級の“嫌な気持ち”を帳消しにするのだったら、100個は“いい気持ち”が必要と心しましょう。

ですから、こどもの心をいつも“いい気持ち”で満タンにしておきましょう。

◎特別な『褒め言葉』は必要ない

なにも“いい気持ち”は、“褒められる”“認められる”だけでしかたまらないものではありません。

自分が特別なことをしていなくても、人は、人が自分に対してニコニコ笑顔をむけてくれていたら、嬉しいし、自分からは、なにも言ってないのに、相手から、「おはよう!」とイイ感じで声をかけられたら、“なんかいい気持ち”になります。

人は無条件に送られる、人からの好意的な表現に、“自分の存在そのものを受け入れてくれている”と感じ、嬉しくなり、“いい気持ち”になります。

また、“いい気持ち”になると、人から送られる言葉や行為を好意的に受け止めやすくなり、相手からの挨拶一つ、態度一つで、“いい気持ち”がどんどんたまっていきます。

いい気持ちで満たされたら、いよいよステップ3です。

◎ステップ3 伝え方を変えて指示

子どもがいい気持ちで満たされた、その翌日から、ふるいにかけた必要な注意だけを命令口調ではない言い方に変化させて、声をかけていってください。

“それならなぜ、言い方を変えるだけではいけないの?”と思うかもしれません。

それは、ガミガミママとホンワカママのギャップを、より印象づけるためです。

ホンワカママとは、「~しなさい」の命令口調のガミガミママとは反対の、「~しようか」の優しい口調で促すママです。

リセットするためには、今までガミガミを言っていたママが“変わった”ということに気づかせねばなりません。

せっかくホンワカママに変わっても、こどもが耳を塞いでいしまっている状態では、ママの声は聞こえないですから、その変化に気づくことができません。“ガミガミ言っていたママ”と“ガミガミ一切言わないママ”という、ギャップ効果を狙い、『ステップ1』で、“あれ??ガミガミママが静かになった??”と、塞いでいた耳を開かせる必要があるのです。

とはいっても、いまのままでは、“今までの嫌な気持ち”がこどもの心の中にたっぷりと残っていて、ホンワカママの言葉が入るすきまがないかもしれません。

そこで、『ステップ2』で、今までに溜まっている“嫌な気持ち”を消していきます。 

○心の栄養不足を、たった一週間で、回復させるコツ

1・言いたい気持ちを抑え、“見逃す”“気づかないフリ”に徹する

2・感じのいい挨拶を朝から晩まで欠かさない

3・こどもが特別なことをしていなくても、笑顔を向け、目で追う

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