ブログ

Blog

第119回   いいことをしたら褒めるは正解?!

新宿 子育て悩み相談 カウンセリング

ズバリ!「いいことをしたら褒める」は正解です。

子どもはいろいろなことを養育者から学びます。善悪の区別も養育者から学ぶのですが、褒められることで、自分がとった行動が正しいことなのだと理解し、また、何か行動をして褒められているので、このような時になにをしたらいいのかを理解し、子どもは行動をしやすくなります。

また、褒められれば当然嬉しくて、やる気が起こり“もう一度やってみよう!”と次の行動につながりやすくなります。

褒めるのはとてもいいことなのですが、『いいことをしたら褒める』には3つ、少し気を付けることがあります。

1.条件つきの愛情

2.“下心が最優先になって褒める

3.いいことが“養育者にとって都合がいいこと”になっている

どれも養育者に悪意は全くなく、むしろ子どもを喜ばせようと思っての行動です。これらはすぐに何か問題が起こるわけではないのですが、後々、子どもが成長するにつれて問題となり、このパターンで相談に見える方も多くいらっしゃいます。

〇条件付きの愛情

いいことをしたときだけという、条件を満たしたときのみ褒められている条件付きの愛情は、いい子のあなただったら好きよというメッセージになってしまうことがあります。

裏を返せば、いい子じゃないあなたは好きじゃないよというメッセージになってしまいます。

子どもが素直に、褒めてもらえてうれしくて頑張っているうちは問題ないのですが、『褒めてもらうために頑張る』になると少し問題です。年齢があがるにつれ、勉強やスポーツ、人間関係などで努力しても結果がでないこともあります。すると、結果を出せない、つまり褒めてもらえそうにないので『褒めてもらえそうにないから努力をしない』といった結果につながってしまうことがあります。

また、小さい頃はまだ、物事の不条理が良くわからないので、いい時だけの褒め言葉をそのまま受け止めても、それで効果があり、ママの愛情をもっともらおうと、なんでもがんばり、いい行動をしようとします。

でも、心が成長してくると、その不条理さを知り、自分の存在価値はいい子であることで、いい子じゃないと自分には存在価値がないと極端な発想で思い込むようになります。

そして、ママからの愛情を失わないために、強迫的にいい子であることに自分で自分を追いつめるようになってしまいます。

すると、いつしか心を病んで、不登校や引きこもりの原因になってしまったり、好きなことや得意なことはするけれど、そうでないことや、勝敗がつくことには、意識的にか、無意識的にか、ママをガッカリさせる可能性を絶対に避けるために、チャレンジする前に、もっともらしい理由をつけ、逃げるようになってしまうことがあります。

条件付きの愛情は、いい面もあります。これらの問題が起こらないように、 “無条件の愛情”を普段から注ぐことがとても大切です。

〇“下心が最優先になって褒めることはNG

「いいことをしたら褒める」ことで、嫌な気持ちを感じさせてしまうことがこの 下心が最優先”となって褒めてしまっているときです。

下心の褒め言葉は、こどもをねぎらいたい喜ばせてあげたいという思いやりの気持ちから出た言葉ではなく、次もよろしく!とか、もっといいことをさせようなどの、おだてて自分の思い通りに子どもを操作したいという打算的な気持ちが言葉になっています。

また、自分に自信がない子どもは、自分は人に見下されている”“自分はいつも馬鹿にされるなどと卑屈に思っていたりすることから、妄想的にあなたはいつもダメだけど、今回は頑張ったねと余分な一言を付けて言われているように、勝手な思い込みで捉えてしまったりもします。

それは、心の中にたまっている嫌な気持ちが、相手が発信したいい気持ちを瞬時に、嫌な気持ちへと汚染してしまうからです。

嫌な気持ちの勘は鋭くて、「次もガンバらせようとしているな」「調子に乗らせて、もっと行動させようとしているな」と、養育者が都合のいいように操ろうとしている下心を鋭く見抜き、または勝手に思い込み、さらに猜疑心を強化して、モンスター級の嫌な気持ちになります。

いいことが“養育者にとって都合がいいこと”になっている

そしていいことをママ基準で選別しないことと、褒めるの基準にブレを感じさせないことです。

例えば、テストでいい点数を取ったお手伝いをしてくれたなどのママにとって都合のいいことに対しては、心から褒めるけれど、 “ママがあまり好きではない、おばあちゃんのお手伝いをした淡々とした「よかったね」や「偉いね」で済ませてしまったり、ゲーム大会で優勝したはノーリアクションや、「しょせんゲームでしょ」といった表現をみせていることはありませんか?

ママにとってはしょせん、ゲームなのかもしれませんが、

子どもにとってゲームの価値は高くて、頑張った結果を出したことには変わりはありませんし、こどもがいいことをした相手が、ママが普段いじめられている相手であったとしても、それはママとおばあちゃんの問題であって、こどもにとっては、いいことをしたことに、間違いはないのです。

ママの価値観や好み、感情で褒める価値の差をつけてしまうと、こどもには、ママの言うことがしつけではなく、「ママを喜ばせなさい」と自分勝手に言っているようにしか思えなくなってきます。

いいことをしたら褒めるが逆効果にならないためには信頼されること。

いいことをしたときに褒められるということは、子どもにとってとても良いことです。

なので、これが悪いように働かないためにも、どんなことを褒めても、違和感を感じさせない、普段とギャップのないママでいることが大切です。

普段からニコニコしていて、いいことをしているわけでもない自分のときにも、ちゃんと存在価値を感じさせてくれていれば、つまり無条件の愛情に満たされていれば、いいことをしたときに、どんなことをどんなふうに、褒められても問題はないわけです。

いいことをしたら褒めるを効果的にするコツ

1・ニコニコの標準装備➡にこにこ笑顔をママの標準装備にする

2・遊びも勉強も一生懸命➡遊びでもゲームでも、いい成績が出たら一緒に喜び、「すごいね!」と勉強と同じぐらい評価する

3・ブレない価値観➡ママの個人的感情抜きで、いいことは素直に認め、“褒める”の基準がブレないように褒める

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ