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第128回  子どもとうまくいかない人のための話し方のコツ

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ママが理由を聞いただけなのに、子どもが“怒ってくる”あるいは“なんにも話してくれない”“面倒くさがられる”なんてことはありませんか?

ママは子どもが心配でたまらないから話をしたいのに、子どもとの会話がスムーズに進まないことに苦しみます。

話の聞き方の失敗例としては、

“怒り口調で言っている”

“子どもが理由を話した後、叱っている”

“根掘り葉掘り聞いている”

“決めつけや押しつけがましさがある”などが考えられます。

子どもはママが話を始めると反射的に、ママとの会話を“きっと、こうなるはず”と予測をします。その予測が子どもにとって、心地のいい展開でない場合は、話す前から“どうせ、何を言っても無駄”と心を閉ざします。

子どもに何も話してもらえないと、救ってあげたいときに救えないですよね。

子どものSOSに早く気づいてあげるためにも、子どもが話したくなる親でいたいものです。

○質問の仕方と話の聞き方

子どもの話をするときに、気を付けるポイントがいくつかあります。

これらに気をつけることで、『なんで伝わらないのか』『なぜ思うように改善されないのか』などが解決されていきます。

  • 子どものテンポに合わせる

質問をするときは、“穏やかな口調“が基本です。

考えながら話している子どもは、ゆっくりと、時に、言葉に詰まりながら話すかもしれませんし、焦ってしまって早口になるかもしれません。

ですが、ママが穏やかな口調で話しかける(質問する)ことで、子どもは冷静に、自分の考えを整理しながら話しやすくなります。何より話すことで安心感を得られます。まずは穏やかに「話をしてくれる?」「教えてくれる?」と聞き、「うん、うん」と相づちとうなずき、子どもが嬉しそうならママも嬉しそうに、子どもが罰が悪そうなら淡々と聞きます。

子どもの話を聞いて、感情的になることは避けましょう。

その印象は子どもの心に強く残り、次から質問されるたびに、その時のことを思い出してしまいます。

  • 先入観を全部取り払っておく(解釈しない)

子どもが嬉しそうな時、悲しそうな時、なにか問題を起こした時など、何があったのかと声をかけることがあるかと思います。

その時、『こんなことがあったから嬉しいのだろう』『どうせこんな理由だろう』と先入観を持った心の状態で質問していませんか?特に『子どもが何か悪いことをしたのでは?』という先入観は、思っている以上に顔や声に出てしまい、また子どもはそれを敏感にキャッチします。そうなってしまうと、子どもは『質問に答えよう』ではなく、『この場を乗り切ろう』にスイッチが入ってしまって、本末転倒です。

 また、先入観を持っていると、次の質問が頭に浮かんで、子どもの話への注意力が下がります。子どもの話に対して、子どもがチグハグに感じる質問をしてしまうと、やはり子どもは話したくなくなってしまいます。

子どもが話してくれた内容に対して、「こういうことね」と解釈するようなことは言わないようにしましょう。人は解釈された時、『なんとなくそうじゃないんだけどな』と感じながら「そう」と答えることがよくあります。

ですが、それをしてしまうと、『私のことを理解してくれていない』という感情が湧き、やはり次から“ママと話をしたい”と思わなくなってしまいます。

  • 途中で言葉を遮らない

子どもの話を聞いていると、途中で言いたいことが頭に浮かぶことがあるかもしれません。子どもの言葉を途中で遮らずに最後まで聞ききることが大切です。

何か言いたいことが浮かんでも「なるほど」「そうだったのね」と受け止めて“それで終わる”ようにします。

必要に応じて、「大変だったね」「頑張ったね」「話してくれてありがとう」と共感や謙虚な姿勢で感謝の言葉を言います。

つじつまが合わないことや疑問があっても、すぐに聞くのではなく、いったん受け止めた後で、黙って考えている表現を少しみせてから、「これについて、もう少し聞かせてくれる?」と、ピンポイントに絞って、静かに質問してください。

悩みや迷いなどの問題に対しては、ママに“こうしたらいいのに”と思うようなアイデアがあっても、まずは「うーん・・」と考える表現をしてから、「今、どんなふうに思ってる?」「どうしようか?」「どう考えてる?」とこどもの気持ちや考えを聞きます。

解決方法が見いだせていないときの頭の中の状態は、散らかっているお部屋と同じ状態。

ゆっくりと子どもがママに話をして➡ママが質問して、➡子どもがその質問に対する返事を考えて、➡ママに答えて・・を繰り返して、こどもは頭の中を整理していきます。

子どもが自分の問題を客観的に見ながら、自分にとってのベストな解決策を自分で見つける作業です。

  • 指示にならないように

子どもの話を聞いていると、『こうすればいいのに』と頭に浮かぶことがあっても、基本的には話を聞くときのスタンスは“答えは自分の中(悩んでいる本人の心の内)にある”を原則にします。

ですが、子どもはまだ人生経験に乏しいですから、ママは一度、「なるほど」と受け止めてから、少し間をあけて、「(それもいいと思うんだけど、)こういうときはどうする?」、思いついたように、「あ、こういうことが発生することは(考えられ)ないかな?」ひらめいたように、「そうだ、そうだ、こういうのはどう?」と、未来を現実的に想像させます。

作戦会議のイメージで深刻にならずに、だんだん考えるのが楽しくなるように、話を進めていけるといいですね。

そして、起こりうるリスクのいろいろなパターンや、その他の複数のパターンの選択肢を“相談”や“疑問”、“提案”といった形で、子どもが“自分で気づいた、自分で考えた、自分で判断し、自分が決断した”と思えるように話を聞けるといいですね。

すると、“自分で解決できた”という自信にもつながりますし、次に同じような問題が起こった時、自分で考えることができるようになってきます。

  • 話の主役は子ども

子どもの話を聞くときは話す割合は子ども8割、ママ2割を心がけます。

ママは子どもよりも、人生経験が豊富なので、つい「そういうときはね!」とか、「わかるよ!ママも子どもの時にね」というように、話の主役をママが奪い取ってしまうことがあります。主役を奪ってしまうと、『ママの時とは違う』などのように、たとえ良い話でも、好意的に聞けなくなってしまうかもしれません。

子どもは話すことで自分の考えをまとめることができますし、話すことは論理的な思考力を養うこともできます。

ですので、ママは、聞き役に徹することがベスト!

子どもに会話の主役をあげることで、子どもはどんどん話すのも上手になります。

  • 冷静に話を聞く

話を聞くときは“論理的な力”をあげて、“冷静”な態度で“客観的”に分析をしながら『質問』をします。

この問題の原因は何なのか、どうすれば解決に迎えるのか、これらをママが考えてしまうのではなく、子どもに考えさせるには、どのような質問をすればいいのかを考えて、子どもに聞いていきます。

ママが論理的な力を発揮しているときに、こどもの論理的な力は磨かれます。

ただ、あまりにも細かく、くどく、ママが自分本位にとことん納得いくまで答えを出させようとすると、子どもはうんざりしてしまいます。

わずらわしさから、何も考えたくなくなってしまうか、あるいは、こどもも打算的で理屈っぽい子になることも・・。

ですが、逆にママが考えることをほとんどせずに、行き当たりばったりな生き方をしていると、子どもは、何かあったときに、どう対処するかを考えるという、思考に至れず、動揺しやすい子になったり、状況判断が苦手で主観的な子になってしまうことがあります。

◎話を聞くときのコツ

○感情的にならずに、穏やかに話す。

〇まとめ(解釈)をしない。

〇話を途中で遮ったり、言い間違えを訂正しない。

〇教えるのではなく、考えさせる。

〇話の主役は子ども 子ども8割ママ2割

〇いい言葉を言おうとしない

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